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広田泉の携帯撮影日記

 
 
どっちに着ける?三脚座
本物のシャープを追い求めてぶつかった壁があります。
ピントが合わないように見えてブレが原因だと気づいたのです。
手持ちで構えてブレることは、まずありません。
でも三脚に正しく(そう思っていた)セットするとブレてしまう。
いつしか三脚自体に疑問を覚えてしまいました。
普通に写真を見るだけなら被写体ブレ同様、気にならないのかもしれません。
でも、やはり写真を撮るなら美しい写真を撮りたい気持ちになってしまいます。
ブレてはいけない部分がブレた写真が許せなかったのです。
もちろん後からシャープをかければ一応見られる写真にはなります。
でも、それはフチどりを太くしてコントラストを上げた偽シャープであることにかわりはありません。
絹のような細い美しいシャープを求めるために徹底的に、ない頭を使い考えてみました。

結果どうしても、どうしても難しい話になってしまうので、とても簡単な解説を書いてみます。
結果から先に申し上げると雲台にセットする位置を間違えていたのです
それは常識を鵜呑みにしていたからでした。
どういうことかを書いてみようと思います。


まずレンズの三脚座を使って雲台にセットしてみましょう。
モデルケースはキヤノン1V(1.6kg)とEF300mmF4(1.4kg)。



この状態では、ほぼ均等にバランスされています。
このまま撮影すれば安定しそうですね。
ただ、それは静止状態での話しです。
このあたりにあるミラー。これが実に厄介で単なるショックではなく短い回転運動が加わります。

肝心なのはミラーの動き

▲1Vの場合ミラーは上方向に約45度の回転運動で当たり1度目のショックが起こる。再び逆方向への回転運動により下方向45度まで下がりで2度目のショックが生じる。

回転と2回の衝撃。
これがブレの大きな原因となるわけです。


ここでひとつの実験をしてみました。
用意したのは30cm定規です。
この定規の中央を持ち、端を叩くと中央を持った手には大きな衝撃が伝わり、いつまでも揺れようとする力が働きます。

中央を持ってみる

一方、定規の端を持ち同じような衝撃を加えると先ほどより衝撃も少なく揺れも、すぐにおさまることが分かります。

端をもってみる

つまり衝撃の源であるミラーに、なるべく近い箇所を固定することがブレをおさえる最低限の条件と言えるでしょう。

またボディとレンズには少なからずガタがあるものです。
レンズ側で支えると、ボディの方で衝撃が生まれ、そのガタを拾うことにより大きな衝撃に繋がるということも、ひとつの原因であると言えそうです。

では、なぜレンズに三脚座が付いているのでしょう。
1つはミラーアップ撮影時のためのものだと思います。
ミラーの衝撃がなければバランスに優れた位置にセットしたほうが安定するのは当たり前ですね。
もう1つは三脚をフリーにして撮影する際に使うものだと思います。
よくTVでスポーツ観戦をしていると大勢のカメラマンの姿が映ります。
彼らは一脚や三脚をフリーにした状態で三脚座につけ撮影しています。





つまりレンズ用の三脚座はアクティブに動かす際やミラーアップ撮影に使うものであって、ミラーが動く状態で固定する用のものではないのでは。と思うのです。
でも、こういうことってメーカーも教えてくれないし本にも書いていない(と思う)ので分からないですよね。

▲パッと見た感じではレンズの三脚座に装着した方が安定しているように見えるが実際に撮影すると一目瞭然。カメラに固定したものはしっかりとホールドしている。
38万キロ離れた月を撮影してもシャープにクレーターをとらえており揺れていないことが分かった。ちなみにレンズ三脚座に固定して月を撮るとクレーターの形は消えてしまう。つまりブレが生じている。


今まで漠然と「レンズ三脚座って揺れるなぁ。」と思っていたのですが、理由は分かりませんでした。「もしかしたらレンズ用三脚座の精度の問題かもしれない。とも思いました。
でも、今回このことを様々な角度から考えて、ようやく何故かが自分なりに理解できました。
色々疑問に思ってみるものですね。他にも常識が間違っていることがあるのかもしれません。
また疑問に思ったら色々考えてみようと思います。
【2006.02.08 Wednesday 】 author : 広田 泉
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年賀状コンテスト発表!
大変お待たせしました。
鉄道写真.com恒例となりました年賀状フォトコンテストが発表となりました。



今回は協賛してくださる会社や出版社から色々な賞品をいただくことができ大変嬉しく思っています。
これから、ちょっと撮影に行ってきますので、また夜にでも時間があればアップしたいと思っています。
【2006.02.08 Wednesday 】 author : 広田 泉
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